無洗米のメリット・デメリット。というか圧倒的にメリットのが多いかな
通常の白米とは違い研ぎ洗いの必要のない無洗米。
水を加えて炊飯器で炊けばいいだけなので非常に便利ですよね。
ただ味が美味しくないだとか様々な面でマイナスのイメージを持っている方もいるかもしれません。
そこで今回は無洗米のメリットとデメリットそしておいしく炊くためのポイントをご紹介します。
無洗米とは
まず初めに無洗米とはどんなものなのかについて簡単にご説明します。
通常の白米には精米後表面に『ぬか』と呼ばれる層が残っています。
そのぬかの有無が通常の白米と無洗米の大きな違いです。
そのぬかを研ぎ洗いで取り去るのが通常の白米。
最初から取り去った状態で売られているのが無洗米です。
次に無洗米のメリットについてご説明します。
無洗米のメリット
1.お米を研ぐ手間がない
水を加えて炊飯器で炊くだけなので手間が省け、時間の節約にもなります。
また、寒い日は手が荒れやすく水も冷たいので洗う必要がないのは嬉しいことですね。
さらに水道代の節約にもなります。
2.白米より内容量が多い
通常の白米には表面にぬかがついているので、研ぎ洗いで全体の重量の約3%が洗い流されてしまいます。
一方無洗米はぬかがついていない状態での重さになるので、実質的な量は無洗米の方が多いです。
例えば5キログラムの無洗米であれば0.1〜0.15キログラム分内容量が多いのです。
3.環境に優しい
お米のとぎ汁には、リンや窒素が含まれています。
これらは水質汚染や排水管劣化の原因になる場合があると言われています。
4.栄養素が普通米より多いものがある
無洗米はぬかをあらかじめ取り去っているので、栄養素まで取り除かれていると思いがちですが、むしろその逆で成分によっては無洗米の方が含有量の多いものもあります。
お米の主成分である炭水化物やタンパク質、脂質の含有量は通常の白米と変わりませんが水溶性のビタミンであるビタミンB1とナイアシンはお米を研ぐことで流れ出てしまうため、無洗米の方が含有量が多いのです。
5.研ぎ洗いによる味のムラがない
通常の白米は研ぎ具合によって味の変化が起きる場合があります。
無洗米は水を加えて炊くだけなので、味のムラがありません。
次に無洗米のデメリットについてご説明します。
無洗米のデメリット
1.吸水に時間がかかる
無洗米は十分な時間吸水させた方が美味しく仕上がります。
というか吸水させる時間を作らないと炊きあがった時に芯が残って固く仕上がります(1時間浸けとけば安心)
そのため通常の白米に比べて準備に時間がかかります。
2.炊き上がりのご飯が少し固い
無洗米は通常の白米よりも粒が小さく、仕上がりが硬くなりやすいです。
3.心理的な抵抗を感じやすい
やはりお米というと、研いで食べるイメージが強いと思います。
そのため研がずに食べることに抵抗を感じる人が多いようです。
これに関しては気にしなきゃいいだけですがねw
4.通常の白米よりも価格が割高
種類によっても異なりますが、無洗米は通常の白米よりも5%〜10%ほど高いです。
先ほどご説明した通り、無洗米はぬかがない分、内容量が多めですのでデメリットとは言えないかもしれませんが、少なからず心理的な影響が出てしまうかもしれません。
無洗米おいしく仕上げるポイント
炊き方は通常の炊き方で大丈夫ですが、いくつかポイントがあります。
1,吸水時間
1時間程度はしっかりと水に浸しておくことでふっくらと仕上がります。
この時、水が少し白く濁るかもしれませんが、これはお米のでんぷん質が溶け出したものなので安心してください。
2.水の量を多めにする
無洗米は普通米に比べると粒が小さく、水が少ないと冷えた時に固くなりやすくなっています。
そのため、炊飯器の目盛りより多めの水を入れると美味しく仕上がります。
1割増しくらい程度が目安だと思います。
水の量は米1カップにつき、大さじ1〜2杯の水を増やしてください。
無洗米用のお米カップも販売されていますので面倒だという方はメルカリか何かで購入するのがいいと思います。
3.炊きあがってもすぐに炊飯器の蓋を開けない
炊きあがったら15分ほど蒸らしましょう。
その後、ご飯を潰さないようにそこからしっかりかき混ぜてください。
といった感じです。
まとめ
なんとなく無洗米に抵抗のある人もいるかと思いますが、まぁどう考えても無洗米のが楽ですw
値段が割高なのはぬかが付いていない分の内容量の多さなのでね。
調理時間も短縮できますし、普通米を使っていた方はこの機会に無洗米に変えてみてはいかがでしょうか?
〜fin〜
一人暮らしを始めて約5年になる自分ですが、僕はこれまでにほとんど自炊をしてきませんでした。
めんどくさがって自炊をしてこなかった男が始めた自炊 - しょっちゅう全国原チャ旅したい人~ブログ等で月1マソくらい出せたらの話~